【インタビュー】学生デザイナーがベンチャー企業のインターンに飛び込んだら…?(筑波大学今井愛さん×株式会社キャンパスライフドットコム吉田峻さん)

unitX主催のイベント『unitX TALK LIVE!』への参加をきっかけとして、今井愛さん(筑波大学芸術専門学群)が株式会社キャンパスライフドットコムでインターンシップをすることとなりました。今回はそんな今井さんと吉田峻さん(株式会社キャンパスライフドットコム代表取締役)へのインタビューを通して、学生デザイナーが企業でインターンをすることでどんな価値を発揮し成長できるのか、それをどのようにキャリアに活かしていけるのか、学生と企業の双方の立場から聞きました!

今井愛さん(写真左)、吉田峻さん(写真右)
今井愛さん
1年間の社会人経験を経て、現在筑波大学芸術専門学群3年次。キャンパスライフドットコムを含むインターンとして活動しながら、専門学校でもグラフィック、Web、UI/UXなど幅広くデザインを勉強中。
吉田峻さん
1995年生まれ。2018年筑波大学卒業後、ITベンチャーに新卒入社。2020年、株式会社キャンパスライフドットコムを創業し、代表取締役に就任。筑波大学専門アパート紹介サイト「つくいえ」の運営を開始。2021年には、筑波大学専門アルバイト情報サイト「ツクバイト」のサービスローンチし、2022年につくば市地域密着情報ポータルサイト「つくばちゃんねる」を事業承継。2022年にはオンライン家庭教師「ツクガク」をリリースし、講師30名の登録および筑波大志願者230名以上に学習サポートを実施中。運営メディアの月間総PV数100万回、月間総UU数50万人を突破。

unitX TALK LIVE! での出会いがインターンのきっかけに

ーー今井さんには unitX TALK LIVE! vol.1 に登壇者として参加していただきました。イベント内で行われた、キャンパスライフドットコムのデザイナーインターン募集のプレゼンを聞いて、応募されたと伺っています。様々なインターンがあるなかで、なぜこちらに応募されたのですか?

今井さん:キャンパスライフドットコムが運営している「つくいえ」は、大学入学前の家探しのときから知っていたので身近な存在でした。大学ではデザインの勉強をしていて、これまで経験した他のインターンではWebデザイン業務をしていましたが、もっといろんなことに挑戦したく、イベントでプレゼンをしていたインターン生に話を聞いたのがきっかけでした。

unitX TALK LIVE! vol.1 の様子

ーーどのような流れでインターンが決まったのですか?

吉田さん:“面接”ではなく“面談”のようなフランクな感じで、業務内容よりも今井さんの現在の活動やキャリアなどの話をしました。「事業を作ってみたい」ということだったので、私の過去の経験や知識からアドバイスをした感じでした。

今井さん:一般的なデザイナーインターンだと手を動かすだけになりがちですが、キャンパスライフドットコムのインターンは入り口はデザイナーだったものの「なんでもやっていいよ」と言ってもらえて。「ここでなら他のインターンや大学ではできない経験ができそう!」と思いました。遠方やリモート勤務ではなく、大学近くのオフィスで対面でやりとりできるので、事業に深く関わることができるのも魅力でした。

吉田さん:キャンパスライフドットコムとしても、要件を固めてからデザイナーに発注すると入稿までの日数がかかってしまうことが問題(要件を固める時間がとれない)でしたが、今井さんの「上流から関わりたい」というニーズとマッチしたので、ジョインしてもらうことになりました。

ーー学生インターンを採用することに不安はありませんでしたか?

吉田さん:キャンパスライフドットコムは学生向けのサービスを運営しているので、顧客に近い学生ならではの感覚をもっていることもインターン生の価値です。良い意味で学生は伸びしろが多いと思っているので、面談のときはスキルではなく会社のフェーズに合うか、当事者意識を持って素直に取り組めるかを重視して、一緒に働きたいかを決めました。

デザイナーなのに事業開発も!?インターン業務ってどんな感じ?

ーー今井さんの業務は大学で学んでいるデザインとは全く違う分野だと思いますが、事業開発に興味を持ったのはなぜですか?

今井さん:現在の業務は補助金調達業務やツクガクの全体設計、つくばちゃんねるの口コミ募集等です。大学での制作のときは1人で作品と向き合うことが多いし、周りにいるのも同じ専門分野の人たち。でもビジネスの現場では、いろんなバックグラウンドの面白い人たちと、みんなで0から作り上げていくのが楽しそうだと思いました。

ーー実際にやってみてどうですか?

今井さん:初めて挑戦することは何からやっていいかわからないことも多いですが、経験豊富な吉田さんや先輩インターン生に助けられています。一番楽しいのは契約が決まりそうな時!インターン生が企画・宣伝・実施したイベントが成功して結果になりそうな時はわくわくしました。

吉田さん:えいやっ!で進めていくTHEベンチャーなメンバーが多い中で、「本当にそれが正しいのか?」「本質的なのか?」という目線を持てるところやアウトプットの質にこだわっているところが今井さんの良いところです。

様々な業務に挑戦する今井さん

インターンでの学びは“主体性”

ーーインターンを通してどんなことが学べましたか?

今井さん:キャンパスライフドットコムは自由になんでもやっていい環境なので主体性が養われました。今後も言われたアウトプットを出すだけじゃなくて、企画段階から主体性をもって動けるデザイナーになりたいです。

インタビュアー:キャンパスライフドットコムのインターン生はみなさん自走していて素晴らしいですね!

吉田さん:みんな、失敗して自走してまた失敗、を繰り返している感じですね。私はインターン生がやることに対してやるなとは言いません。出てきたものをブラッシュアップをしたり、方向性があまりにも違っていたら修正したり、論理的に飛躍していたら間を埋めたりしますが、着想ややりたいことは拒否しない。そんなサポートをするのが私の役割だと思っています。

今井さん:失敗しても大丈夫、みんなで取り戻せるよ!という雰囲気がありますね。

吉田さん:普段のコミュニケーションは、こういうラフな感じと、ちゃんと仕事するの半々くらい。ルールを決めないことをルールにしています。これまで様々な企業のカルチャーを経験してきましたが、キャンパスライフドットコムにはこれが合っていると思います。

インタビュアー:私から見ても、仕事以外のときは会社の上司と部下ではなく気のおけない大学の先輩・後輩のような雰囲気を感じます!そういえばこのあいだはみなさんでディズニーランドに行ってませんでしたか?

今井さん:吉田さんが冗談半分で「行こう!」って言ったら、インターン生でディズニー担当ができて本当に計画が始まりました。笑

インタビュアー:そこでもインターン生の主体性が出ていますね!

吉田さん:繁忙期前でもあったので、楽しんで欲しいと思って。仕事以外の話をする機会ができてよかったです!

インターンの経験をどう活かす?

ーー今井さんの今後の目標はありますか?

今井さん:キャンパスライフドットコムのインターンでは、ツクガクの営業目標を達成したいです。自分に足りない部分も多いと思いますが、吉田さんや他のインターン生から学ぶことが多いので吸収していきたいです。長期的には、何でもできる強い人間になりたい!

吉田さん:俺の小2のころの夢じゃん(笑)

今井さん:(笑)まじめに言うと、事業開発からデザインまでグローバルに活躍できる人になりたいです。ゆくゆくは私も吉田さんのように学生を教育する側の立場に立ちたいです。

吉田さん:芸術系の学生は自分が表現したいものをアウトプットすることが多いかと思いますが、それだけではなく、インターンなどで社会との繋がりを持って他の人がどう感じるかを考えながら、ユーザーの課題解決型でアウトプットする経験を積んで、今後につなげてほしいと思っています。

インタビュー中、メンバーの仲の良さが終始伝わってきました!

インターンを考えている学生に一言お願いします!

今井さん:勇気を出して一歩踏み出して欲しいです。普段はなかなか大学外の人とつながる機会は少ないと思うので、まだ見ぬ世界が広がっているはずです!

吉田さん:大学はのびのびと学習できる環境だけど、情報が偏っている環境だと思います。まずは外に身を乗り出して挑戦することに価値がある。それが合わなかったらやめても大丈夫なので、まずは挑戦回数を増やしていけると、今後に役立つのではと思います。

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インタビュアー:unitX 代表 岡村未来

写真 : unitX 川原涼太郎

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